コンテンツへスキップ

カート

カート内に商品がありません。

記事: 水晶を好きになる

水晶を好きになる

水晶のジュエリーを考えはじめたのは昨年の9月。

甲府の地でジュエリーを生業としているからこそできる水晶のジュエリーを作りたいと母と話し合い進めてきました。まずはたくさんの水晶に纏わる本から、水晶の知識と解釈を深めました。

鉱物学者、掘秀道先生の本で見たスイスの冷たい山の中で採れる水晶のクリアで清々しい結晶の美しい写真。宮沢賢治が小さい頃、近所の川っぺりで水晶を拾っていたからこそ「この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えてゐる。」と銀河鉄道の夜でうたわれたこと。
なかでも遥か昔、「溶けない氷の結晶だと考えられていた」というフレーズがとても可愛らしく感じられ、「ピュアなジュエリーを作ろう。」と2人で誓いました。何度も出したデザイン案の中から極めてシンプルなものを選んだのはこれが理由です。

私たち二人にとって水晶のジュエリーは挑戦でした。
TACCOのとも擦り(枠に合わせて石を一体に研磨する技法)は過去に何度も話に出たものの断念してきた難易度の高い技術で、相談することも気が引けるくらい。今回は、完成するまで依田貴石さんに通い詰め依田氏に何度も試作していただきながら作り上げていただきました。
タッコのとも擦りは作りやすい形にデザインを決められる指輪などと比べて形状が決まっている為、高い研磨の技術が必要。その上、無色透明の中が透けて見えるごまかしの効かない水晶を選んでいること。これがもっとも難しいことでした。だからこそ諦めたくない。地金と石の職人さん、2人の間を行ったり来たりの日々は実験的で驚きの連続でした。

「難しいね」と言っては最後には美しく仕上げてくれる依田氏。まさにアルチザン、人柄も含めてリスペクトです。今では水晶が愛おしく感じられ、なにかの生き物のようにさえ感じられます。光に当たった時の美しさといったら。

ぜひ手に取っていただけたら幸いです。






コメントを書く

このサイトはhCaptchaによって保護されており、hCaptchaプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。

全てのコメントは、掲載前にモデレートされます